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蒸し湯

それぞれの温泉地の環境や条件に合わせて工夫された療法です。

温泉湯熱や蒸気(スチーム)を発生させ発汗を促します。

首をだけを出して小さな木箱に入る「箱蒸し」『全身蒸し」「患部蒸し」や地熱利用の「オンドル式」がありますが、 どれもが新陳代謝を促進させ血行をよくします。

この方法だと水圧もかからず肌を痛めることもありません。

婦人病、痛みのある神経痛やリューマチ、また疲労回復や肥満症にもよいとされています。

日本人特有の病気である痔にも効果があって、山形の瀬見温泉の痔風呂は有名です。

しかし、肥満症によいだけに、激しい発汗作用があり、体内に熱がこもるので、高血圧や心臓病、動脈硬化症の人には不向きです。

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呼吸器疾患の温泉治療法

呼吸器の病気に効く泉質は、含重曹食塩泉、食塩泉、重曹泉、放射能泉、硫黄泉です。

呼吸器の病気の場合、温泉治療はとても効果的ですが、清浄な空気に触れることももっとも大切なことです。

そうしたことから、温泉地は出来るだけ高所の山岳地帯、標高500~1000メートル程度の温泉地を選ぶのが理想的です。

入浴方法は、標準で1日2回程度とされ、飲泉も効果的なので、100~200ml程度を1日2回ぐらい適宜飲むとよいでしょう。

温泉水によるうがいや吸入も、たんの出をよくしたり炎症を鎮めるなどの効果があるので、入浴・飲泉とあわせて行うとよいでしょう。

温泉水のできるわけ

温泉は、水の循環現象がひとつの要素となっています。

大気中にある水蒸気は雨となって地上に降り、雨は地中にしみこんで地下水となります。

地下水はさらに川へ流れて海へ下ります。

そして海水は太陽熱に温められて水蒸気になり、再び雨になるわけです。

これが循環水説の基準ですが、地中深く浸透した水は、地球内部に潜在する高温、高圧のマグマにも吸収されます。

マグマは地殻の変動によって冷え固まり、これが岩石に変わってゆく過程で、 含まれている水分などを残液として分離しますがこの水分がマグマ、あるいはマグマから放出された水蒸気、その他のガスの作用で温められ、 さまざまな物質を溶かし込んで地表に出てきます。

これが、単純な原理による温泉の組成です。

地球内部の熱現象と、循環水の2つの要素が、温泉水のできる要因なのです。

しかし、実際にはマグマを熱源としない温泉もあります。

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