湯の花
温泉の中に混じる天然の温泉成分のことです。
温泉の蒸気から、直接湯の花が結晶化することがあります。
高温で湧出した源泉が、大気温や浴槽との温度差によって冷却されていく過程で、源泉中に溶存していた数々の温泉成分が析出してきたり、源泉に混在していた物質の沈殿が発生する。
析出物沈殿物は、粒子状になって浴槽の底に沈んだり、糸状になって浴槽内を漂ったり、浴槽の壁面や湯口に付着する。浴槽内に漂う湯の花は汚れと誤解されることもあるため、注意書きを掲示している温泉も多い。
また、湯の花を垢やごみと勘違いして、濾過してしまうと温泉の個性が弱くなってしまいます。
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[ 温泉用語集 ]
「温泉」という言葉の登場
温泉についての記述は奈良時代初頭の『古事記』や『日本書紀』から登場します。
ただし、「湯」とか「湯泉」「温湯」と表現されています。
その、『古事記』成立1年後の712(和銅六)年に、『風土記』が編纂され始めますが、その中の『出雲国風土記』には、 「川中に温泉あり」「川中に温泉出づ」と、はっきり「温泉」という言葉が現れています。
奈良時代後半に集大成された『万葉集』では、「温泉」という言葉が何ヶ所か出てきています。
湯治の始まり
名僧が発見した温泉地が各地に散在していますが、鳥や獣が発見した温泉も実に多いのです。
これが、ある意味で湯治の起源を知る手がかりを与えてくれます。
狩人が、手負いの熊や鹿を追いかけていくと、湧き水に傷を浸しているところを目撃しました。
その水に触れてみると温かい、そこで、温泉として利用するようになったという類です。
このようにして、昔の人は動物の湯治に教えられて、温泉の湧き出るところに露天風呂を設け、 やがてそこに宿泊施設を造っていったのです。
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